2014年06月17日

ライアーコンサート報告




ライアーコンサート報告


梅雨の合間の青空の下
定員を超える沢山のお客様に森の家へ足を運んでいただき
コンサートが行われました。

ライアーの音色が優しく流れ
詩の朗読が響き渡り
森の家のゆったりとした時間の流れと同調して
心地良い空間を作り上げていました。

「すべてのことは いつかのいい日の ために」
この副題は、昨年森の家主催の講演会でお話いただきました山元加津子さんの詩「宇宙(そら)の約束」の中からいただきました。

そして今回のコンサートで
「宇宙(そら)の約束」・・[般若心経]山本加津子心訳
を朗読していただき

「満天の星」山元加津子作曲
を挿入歌として入れていただきました。


少し長いですが、ここに全文を載せさせていただきます。


「宇宙(そら)の約束」

自分の身体のその奥に
確かに確かに座っている
大きな宇宙の約束が
いつもいつもささやいている

いつかのいい日の明日のために
いつもいつもささやいている
忘れないでね
大切なのは
心の目と心の耳をすますこと
そして自分を信じること

むかしむかしのことでした
心の目と心の耳をすましたある人が
宇宙の約束とつながって
本当のことに気がついた
すへてのものは どれもみんな その約束からできている

約束は 目にも見えず 重さもなくて
あるのかないのか わからないけど
でも 宇宙の何もかもが この約束からできている

「いいことに気がついちゃった」とその人は
苦しまなくてもいいんだなあ
悩まなくてもいいんだなあと
とてもうれしくなりました

宇宙に散らばっている
たくさんのつぶつぶは
約束のもとに集まって
海を作り 山を作り 花を作り
人を作る
約束は 目にも見えず 重さも持っていないけど
風をそよがせ 雨を降らせ ときには星を輝かせる

誰かと誰かを出会わせて 誰かと何かを出会わせて
涙や笑顔を作り出す

私とおなた あなたとお花 お花と石ころ
みんな同じ
同じものでできている
違うのは
だれもが持ってる約束の
私が私である場所や
花が花である場所に
光があたっただけのこと
スイッチが入っただけのこと

あなたは
私だったかもしれないし
私はもしかしたら
庭に咲くたんぽぽや
降る雪だったかもしれないね

約束は私を作り
私の中に 宇宙の約束が座っている
すべてのものが 約束の中にあり
約束は すべてのものの中にある

でもね
忘れちゃいけないの

約束には無駄がなく
必要なものだけを
いつもちゃんと作ってる

花がそこに咲くことは
それが大切だという証
私がここにあることは
それが必要だという証

宇宙の約束とつながって
過去と今
今と未来
すべてのことを
見渡すことができたとき
きっときっとわかること

すべてのことは
いつもいつも
いつかのいい日のためにある

うれしいことも 悲しいことも
きれいなことも 汚れたことも
増えることも 減ることも
その約束の現れだけど
現れているすべてのことが
いつかのいい日のためにある

だから思うの
生きていると
いろんなことが あるけれど

楽しいことも 苦しいことも
悲しいことも うれしいことも
雨や 雪や 月の光が
空から降ってくるように
手をひろげて受けとめていけばいいんだね

怖がらなくてもいいんだよ
悲しまなくてもいいんだよ
だってすべてがだいじょうぶ
すべてがみんなだいじょうぶ

揺れる、歌う、踊る、祈る・・・・・
跳ねる、描く、回る、思う・・・・・
約束とつながっていく方法は
いつも私の中にある
揺れて踊って、飛んで思って
心の目と 心の耳が開いてく
そして本当のことを知る

さあ明日へ歩きだそう
大切なのは
心の目と心の耳をすますこと
そして自分を信じること

花が咲くように 雪が舞うように
月が照るように あなたといたい

鳥が飛ぶように 風が吹くように
海が歌うように あなたといたい

広い宇宙の中で 長い時間の中で
あなたと出会えたこと
きっときっと宝物

星があるように 山があるように
空があるように あなたといたい



***********



ご来場いただきました皆様
演奏していただきました氏家さん
演奏と朗読をしていただきました浦野さん
フライヤーを作成していただきました渡辺さん
ボランティアスタッフの皆様
ありがとうございました。
                    記 織茂
Posted by まついだ森の家 at 23:29│Comments(0)
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